「不適切にもほどがある」保育士編

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2024年1月スタートのTBSドラマ「不適切にもほどがある」。

昭和の当たり前が、令和では不適切とされるギャップがコミカルに描かれています。

【昭和の当たり前の一例】
・公共交通機関(電車、バス、タクシー、飛行機など)、飲食店、病院、職場での喫煙
・教育現場での指導の一環としての体罰
・女性差別的な発言(あばずれ等)

 

昭和からきた主人公は、これらが令和では通用しないということに驚愕する、という内容のドラマです。

 



さて、私が勤務する保育園でも、「不適切にもほどがある」保育士がいます。

保育士の力量が足りないことにより意図して不適切保育に至っているケースもあれば、保育士が自らの保育を不適切と認識せずに行なっている例もあります。

ここでは、私が勤務している保育園での不適切な保育の事例をご紹介します。

 


 

不適切保育とは?

不適切な保育とは、次のように定義されています。

 

保育所での保育士等による子どもへの関わりについて、保育所保育指針に示す子どもの人権・人格の尊重の観点に照らし、改善を要すると判断される行為

株式会社キャンサースキャンl「不適切な保育の未然防止及び 発生時の対応についての手引き」

 

さらに、「不適切な保育の行為類型」も記されています。


① 子ども一人一人の人格を尊重しない関わり
② 物事を強要するような関わり・脅迫的な言葉がけ
③ 罰を与える・乱暴な関わり
④ 子ども一人一人の育ちや家庭環境への配慮に欠ける関わり

株式会社キャンサースキャンl「不適切な保育の未然防止及び 発生時の対応についての手引き」

 

保育施設では本来、子どもが主体となって活動が行なわれなければいけませんが、不適切保育が行なわれている保育園で主体的となっているのは保育士です。

 

不適切保育の具体例

私が勤務する保育園にいる、不適切な保育士の具体例をご紹介します。

うつぶせ寝を放置

「起きてしまうから」と、うつぶせで寝ている子をそのままにするよう他の職員に強要します。
呼吸チェックもせず、ずっと自分の仕事をしています。

寝かしつけのトントンが強い

寝ない子を寝かしつける時に、「ドン!ドン!」と強く体を叩きます。

膝に乗せたり、抱っこはダメ

泣いている子や甘えてくる子を抱っこしたりお膝に座らせたりするのはダメだと言います。
抱っこがダメな理由はその保育士いわく、「抱き癖がつくから」。
お膝に座らせるのがダメな理由は、「他の子も座りたくなって統制が取れなくなるから」。

下ろすように強要し、泣いている子に「もう泣かない!」と強い口調で泣き止ませようとします。

 

園児に大きな声で命令口調で指示する

子どもたちを統制するために、常に大きな声で保育をしています。

全員一斉に同じ行動をさせようとして、厳しく型にはめるような保育をします。

 

耳元で囁く保育士

大きな声は出しません。

耳元で子供を脅迫しています。

やはり一斉に同じ行動をさせるための行為で、恐怖で言うことを聞かせようとしています。

  

 

 

 

まとめ

ここまで紹介した不適切保育の事例は、全て昭和初期生まれの保育士です。

保育士は研修を受けて最新の保育を学び、保育をアップデートしていきますが、上記のような保育士はアップデートしようとしません。

ニュースになるような虐待ではないので大きな問題になっていませんが、うつぶせ寝など、子供の命に関わることは改善していけるように努力したいと思います。

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