赤ちゃんが笑ってくれると幸せな気持ちになりますよね。
「いないいないばぁ」や手遊びなど、子どもを笑顔にする方法は沢山あります。
その中でも、「高い高い」は特に喜ぶ赤ちゃんが多いのではないでしょうか。
しかし、喜んでいるように見えて実は、赤ちゃんにとっては恐怖体験になっている場合があります。
月齢によっては赤ちゃんの体に大きなダメージを与えてしまっているかもしれません。
実は、赤ちゃんの高い高いが危険なことを知らずに保育中にやっている保育士もいます。
保育の専門職の保育士でもやってしまうというのは驚きです。
そこで、この記事では高い高いが危険な月齢や、危険な理由を解説したいと思います。
高い高いが危険な月齢
赤ちゃんの首がすわるのは、生後3ヶ月〜4ヶ月です。
この頃は首がすわったばかりなので、縦抱きにするのは注意が必要です。
生後5ヶ月〜6ヶ月は寝返りを始めます。
ようやく自分で体勢を変えられるようになります。
だいぶしっかりしてきたからと脇を抱えて抱き上げると、まだまだ首が前や後ろにぐらつくことがあります。
首がぐらつくと、赤ちゃんの体は緊張で強張り、体の反り癖やブリッジにつながることもあります。
この時期もまだ高い高いは早いと言えます。
その後、ずりばいやハイハイ、お座りができるようになりますが、この頃になると体幹がしっかりと出来、自分で体勢を立て直す筋力もついてきているので、どうしても高い高いをしたいならこの時期以降から、上に放り投げるのではなく、ゆっくりと上げ下ろしをする程度で行なうのが良いです。
高い高いが危険な理由
子どもを宙に放り投げておこなう高い高いには、どんな危険が潜んでいるのでしょうか。
天井にぶつかる、落下してしまう
赤ちゃんが喜ぶから、つい・・・。
気をつけてやっていても、室内では天井が危ないですし、屋外だと開放的になって思ったよりも高く投げてしまい、上手にキャッチ出来ずに落下・・・なんてこともあるかもしれません。
子どもを投げ上げる高い高いは、大怪我につながることもあるので、月齢の低い赤ちゃんは止めましょう。
揺さぶられ症候群になる?
「揺さぶられ症候群」とは、赤ちゃんが激しく揺さぶられたために起きる脳の損傷をいいます。
赤ちゃんは頭が重く筋力が弱いので、支える首の力も不十分です。
揺さぶられるとまるでシェーカーの中身のように脳が激しく動き、頭蓋骨の内側に脳みそが何度もぶつかり、脳に損傷が生じます。
1歳ぐらいまでの赤ちゃんは、脳と頭蓋骨の隙間が大きく、その間を結ぶ血管や神経が揺さぶられることにより切れてしまい、言葉や歩行などに重大な障害が残ったり、場合によっては命にかかわったりすることもあります。
どれくらいの揺さぶりで揺さぶられ症候群になる?
赤ちゃんの両脇を持って身体を抱き上げ、前後へガクガク揺さぶるようなやり方です。
おおよそ、2秒〜10秒間に5回〜6回程度というデータがあるようです。
高い高いは揺さぶりになる?
揺さぶられ症候群は、速く強い揺さぶりをわざと与えた場合になる可能性が高いです。
普通のあやし方や遊びで加わる力とは比べ物にならないです。
子どもとの遊びの中での高い高いは、揺さぶられ症候群になる可能性は低いです。
まとめ
高い高いでは揺さぶられ症候群になる可能性は低いですが、赤ちゃんを急激に持ち上げたり下ろしたり、空中に放り投げてキャッチするような激しい動作はとても危険です。
赤ちゃんを笑顔にする方法は、高い高いだけではなく、他にも方法はたくさんあります。
高い高いは、幼児期になって本人に要求されてからでも良いのではないでしょうか。