子供の転落死亡事故、30年で170件!転落防止対策に補助金がもらえる!?

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暖かくなると窓を開ける機会が増えますが、小さな子供がいるご家庭では要注意です。

 

消費者庁の消費者安全調査委員会は、子どもの転落死亡事故に関する調査を行ない、「住宅の窓やベランダから9歳以下の子供が転落して死亡する事故がこの30年余りで170件発生している」と調査結果を公表しました。

消費者庁「住宅の窓及びベランダからの子どもの転落事故に係る事故等原因調査について」(令和6年6月20日)

 

  

月齢は1歳〜4歳で多発しており、大人が在宅していても事故が発生しているようです。

暑くなる季節、窓を開けるときには細心の注意が必要です。

 

何歳頃から注意が必要?

東京都が行った実験では、ベランダの手すりに見立てた高さ110センチの障害物に対し、
6歳児はほぼ全員が、4歳児は約7割がよじ登りました。

また、足がかりを使って10秒程度で乗り越える2歳児もいたそうです。

子どもの発達から考える

1歳前後から、2〜3歩以上の歩行を始めます。(乳児期の発達の経過によって歩き始めの時期には個人差があります。)

1歳4ヶ月頃から、円滑に直立二足歩行が可能になり始めます。

1歳7ヶ月頃から、直立二足歩行がよりしっかりした足取りになります。

おおむね2歳頃から、台の上に上がって高いところの物を取ろうとします。

 

このように子どもの歩行は発達していきますが、2歳頃になると物を使って高いところに登ろうとします。

おおむね2歳頃からは、窓際やベランダ等に足場になるようなものを置くのは危険です。

 

 

転落防止対策

補助錠を付ける

こどもが一人で窓や網戸を開けてベランダに出ないように、窓や網戸にこどもの手の届かない位置に補助錠を付けましょう。

ベランダに足場になるようなものを置かない

ベランダには足場になるような物(プランター、ひもで縛った新聞、段ボール、椅子など)をベランダに置かないようにしましょう。


エアコンの室外機は、手すりから60cm以上離して設置しましょう。

窓の近くに物を置かない

ソファやベッドなどが室内の窓の近くにあると、窓によじ登ってしまう可能性があり危険です。

窓に近い場所にも、できるだけ物を置かないようにしましょう。

 

 

国土交通省の「子育て支援型共同住宅推進事業」

国土交通省では、共同住宅(分譲マンション及び賃貸住宅)を対象に、転落防止の手すり等のこどもの安全確保のための設備の設置等に対する支援事業を実施しています。

詳しくはこちら ⇒ 国土交通省「子育て支援型共同住宅推進事業」

募集期間は、令和6年4月1日(月)~です。

 

政府の後押しもある今、小さなお子様がいるご家庭ではお部屋の見直しをしてみてはいかがでしょうか。

 

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