茅ヶ崎市立小学校の性加害事件から考える、幼児期からの性教育の必要性

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2024年5月、茅ヶ崎市立の小学校で2年生女子児童が性被害に遭う事件が発生しました。

女子児童はPTSDを発症し、一人でトイレに行けなくなるなど心に深い傷を負ってしまいました。

 

この事件から、幼児期からの性教育が必要なのではないかと感じました。

この記事では、茅ヶ崎市立小学校で起きた性加害事件の詳細や、私が勤務している保育園でやっている性教育についてご紹介したいと思います。

 

 

 

事件の詳細

神奈川県茅ヶ崎市立小学校で今年5月、2年生の女子児童が学校内で6年生の複数男子児童に複数回下半身を触られる

 

被害女子児童は6年生男子児童3人に、服の上から下半身を複数回に渡って触られたそうです。

保護者は警察に相談するも、犯人は14才以下の「触法少年」のため、刑事罰には問われることはないということ。

女子児童は医師から心的外傷による「急性ストレス障害」と診断されるも、担任の男性教諭は適切な対応をせず、女子児童の心の傷は深くなったそうです。

 

市教育委員会の対応

市教育委員会は他児童への影響を理由に校内調査をしない方針です。

「体に触った以上のことは確認できず『性加害』という言葉はそぐわない」
「誤解に基づく過剰な非難とともに犯人捜しで子どもたちの安心・安全が脅かされている」

市教育委員会は上記にような理解しがたいコメントを発表しています。

 

茅ヶ崎の小学校

茅ヶ崎市の小学校は19校あります。

 

茅ケ崎小学校室田小学校松浪小学校緑が浜小学校
松林小学校浜之郷小学校香川小学校
小出小学校汐見台小学校鶴が台小学校
梅田小学校円蔵小学校小和田小学校
浜須賀小学校鶴嶺小学校今宿小学校
柳島小学校西浜小学校東海岸小学校

 

2024年9月現在、小学校名の特定はされてませんが、この19校の中の何処かの小学校で発生した事件です。

6月に学校で津波被害を想定した避難訓練が行われた」と記事にありますので、
行事予定表などで調べれば、小学校が特定されるのも時間の問題だと思われます。

 

 

 

 

保育園の性教育

私が勤務している保育園でも、男の子から下半身を触られるという被害に悩んでいる子がいました。

その子は母親に打ち明け、母親は担任に相談しました。

担任は事を重大に受け止め、加害園児に「やってはいけないこと」と、しっかり話しをしました。

しかし加害園児は遊びの一環でやっている様子で、触られて嫌がっている女児を見て楽しんでいるようで、
その後もなかなか行為を止めませんでした。

 

そこで担任は、クラス全体にある絵本を読み始めました。

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この絵本は子どもたちに「プライベートゾーン」を教える絵本です。

「プライベートゾーン」とは、

「水着を着たときに隠れるところは、他人に触らせてはいけない、触ってはいけない」

という大切な部分です。

絵本を読み聞かせてから、加害園児はいけないことだと理解し、触る行為を止めることができました。

 

この経験から、私は幼少期からの性教育が大切なのだと体感しました。

 

 

 

まとめ

今回の事件は、女子児童がトラウマを抱えてこれから生きていかなければなりません。

市教育委員会は「他児童への影響を理由に校内調査をしない」ではなく、被害者のことを第一に考えつつ、他児童が安心して学校生活を送るためにも、しっかりと校内調査をして次の被害者を出さないように努めるべきだと思います。